診断コンテンツのロジックの解説

診断ロジックの全体概要

診断コンテンツの質問構造には、大きく分けて2つの分類があります。

一つは、回答状況に関わらず質問が同一の質問固定型(固定質問方式)です。

もう一つは、回答状況に応じて質問が動的に変化する質問分岐型(動的質問方式)があります。

Judgeにおいては、両型に対応可能です。

さらにJudgeでは、質問構造を選んだ後の2段階目のロジックとして選択肢の後続の接続方式があります。
選択肢の後続の接続方式は、とある選択肢を選んだ際の次の質問/終端を表示するロジックのことで、2つの種類があります。

診断コンテンツのロジック概要
質問/終端を直接指定して接続する方式は、その名の通り選択肢を選んだ際に表示する次の質問/終端を直接指定しておく方式です。 分岐ルールで接続する方式は、予め分岐ルールを用意しておき、その分岐ルールに基づいて選択肢を選んだ際に表示する終端を表示する方式です。
分岐ルールの判定指標には、集計カテゴリ別スコアや選択肢の入力値などを使用でき、それらのAND条件の指定もできます。 ※分岐ルールは、対応プランでのみ使用できます。
※現在の仕様では、質問-分岐型で使用可能な分岐ルールの判定指標の数は質問-固定型よりも少ないものとなります。

質問固定型

質問固定型は、訪問者が選んだ選択肢に関わらず次に表示する質問が常に同じものを表示するタイプの診断ロジックです。

質問固定型では質問分岐型では利用できない複数回答許可数値入力欄など多様な選択肢を設置できるのが最大の特長です。また、診断結果を得点で分岐させる場合などに得点計算の容易性の観点から採用しやすいロジックです。 得点計算を必要としない診断の場合には、質問分岐型をおすすめします。
質問固定型で作成したい場合、診断コンテンツの新規作成時に質問-固定型を選択しましょう。
診断コンテンツの新規作成ボタン
下図のように、1番目の質問に属する選択肢の接続先が同一の質問に接続され、最後に分岐ルールで接続で得点に応じて診断結果を分岐させることができます。
分岐ルール接続についてはこちらの利用ガイドで詳しく解説しています。 直接接続方式と分岐ルール接続の両方式型サンプルのフローチャートの例

質問分岐型

質問分岐型の診断ロジック

質問分岐型は、訪問者が選んだ選択肢に応じて動的に次の質問が変化するタイプの診断ロジックです。フローチャート式と呼ばれることもあります。

上図のように1つの質問に回答しただけでも診断結果を表示できるケースでも、質問固定型だと全ての質問に回答しなければなりません。 一方、質問分岐型であれば、即座に診断結果を表示できます。 このようなことから、表示する質問を最小限に抑えられ、診断結果に最短で導くことができるユーザビリティが高いロジックと言えます。 1つの質問に回答し、次の質問が前の質問から派生するような更に絞り込んだものであれば、回答側は自分のためにインタビューされているような好印象を抱くはずです。 質問分岐型を採用する場合は、少量の質問で素早く診断結果を出せるにも関わらず、不要な質問をしていないかチェックしましょう。質問ごとに樹形図のように分岐を増やすのではなく、既に作成済の他の質問に接続できないか検討してみましょう。
質問分岐型で作成したい場合、診断コンテンツの新規作成時に質問-分岐型を選択することで作成できます。
質問分岐型でも質問固定型と同様に最後に分岐ルールで接続を使用して得点に応じて診断結果を分岐させることができます。

参考)質問-分岐型で質問を固定にする場合

利用ケースとして多くはないと思いますが、よくある疑問に「質問-分岐型で質問を固定にできるか?」というものがあります。 診断コンテンツの新規作成時に質問-分岐型を選択し、分岐ルールで接続を使用せず質問/終端を直接指定して接続のみを使用して診断結果を分岐させたい場合、下図のように同一の質問と選択肢を複数作成する方法で質問固定型のような表現は可能です。 この場合には、純粋に選択肢の選択組み合わせで診断結果まで導くことになります。選択肢の組み合わせ数が膨大になる場合には作成や管理が困難になりますが、ごく小規模であればこの方法でも作成できます。 下図の例では、質問B・質問Cとそれらに紐づく選択肢を複数作成して質問を固定しているよう疑似的に表現し、組み合わせパターンごとに診断結果まで導いています。 質問固定型の作成方法 分岐ルールで接続を使用すれば、分岐ルールに基づいて診断結果を分岐させることができるため、重複する質問や選択肢を作成することなく遥かに楽にそしてより高度な分岐を実現できます。

診断コンテンツ作成時のポイント

下記ポイントを押さえて効果的な診断コンテンツを作成しましょう。

診断の目的を把握して適切な質問構造を採用する

  • 診断結果を得点で分岐させるのならば、[質問-固定型]を採用してみましょう。
  • 最小質問数で素早く診断結果を表示することが目的ならば、[質問-分岐型]を採用してみましょう。

選択肢を多くしすぎない

  • 選択肢が多いと判読しにくく離脱率が高まります。可能であれば、4個程度に抑えるようにするのが理想です。
    選択肢を統合できないかも検討してみましょう。

商材イメージに合うデザインテンプレートを選ぶ

  • 提案したい商品やサービスのコンセプトイメージに合致するような診断コンテンツのデザインを選択しましょう。
    壁紙デザインは独自に作成することもできます。

診断コンテンツは、訪問者の興味や関心を効果的に引き立てることができます。 紹介したい商材が複数であったり複雑であればあるほど、消費者が求める答えに適切に導いてくれる診断コンテンツの価値は高まります。 さっそくJudgeで診断コンテンツをつくっていきましょう。
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