選択肢の接続方式についての解説

質問/終端を直接指定して接続

質問/終端を直接指定して接続する方式は、選択肢を選んだ際に次に表示する質問または終端を直接的に指定しておくものです。


  • 下図のようにセレクトボックスから既存の質問または終端に接続するか、add_circle_outlineボタンから現在の選択肢に後続する質問または終端を新規作成して接続できます。
    質問/終端を直接指定して接続
    ボタンをクリックすると接続された次の質問または終端が表示されます。

分岐ルールで接続

分岐ルールで接続する方式は、選択肢を選んだ際に次に表示する終端をルールタイプにより接続するものです。ルールタイプには集計値や選択状態など様々な種類があります。

分岐ルールで接続のおけるルールタイプの選択

ルールタイプの設定を優先度ごとに複数設定しておき、表示すべき終端をシステムに自動的に判定させる仕組みが分岐ルール接続です。ルールタイプごとの設定を把握していきましょう。

※分岐ルールで接続する方式は対応プランでのみ利用できます。
※現在の仕様では、[質問-分岐型]で利用できるルールタイプは[質問-固定型]よりも少ないものとなります。

単純スコア

  • 終端に到達する直前の単純スコアの合計値に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい登録ルールから順番に、単純スコアの合計値が下限値と上限値の範囲内に収まっているかが判定されていきます。

    下図の例では、最初に優先度:0のルールの判定が実施され、上下限の範囲0~1に単純スコアが収まっていれば、End-1というタイトルの終端を表示して終了します。

    ルールを満たしていない場合は、次に優先度:1のルールの判定が実施され、上下限の範囲2~3に単純スコアがある場合には、End-2というタイトルの終端を表示して終了します。

    該当するルールがない場合には終端を表示せずに終了します。

    こういった優先度を用いた判定がその他のルールタイプでも同様に実行されていきます。

    単純スコアをルールタイプとして使用して条件分岐する例

集計カテゴリ別スコア

  • 終端に到達する直前の集計カテゴリ別スコアに基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、集計カテゴリ別スコアが下限値と上限値の範囲内に収まっているかが判定されていきます。 集計カテゴリの考え方については、集計グラフの表示方法に具体例で解説があります。
    下図は、職場診断をサンプルとし、集計カテゴリ名として人事評価の満足度風通しのよさを用いて接続先を条件分岐させる設定例です。
    集計カテゴリ別スコアをルールタイプとして使用して条件分岐する例
    終端を表示する直前の集計カテゴリ別スコアが、1番目の条件である 2 <= 人事評価の満足度 <= 10かつ0 <= 風通しのよさ <= 5を満たせば、後続としてEnd-1を表示します。
    1番目の条件を満たすことができなければ、2番目の条件である6 <= 風通しのよさ <= 10の判定に移ります。2番目の条件を満たせばEnd-2を表示し、満たすことができなければ後続を表示することなくその場で停止します。
    合致する条件がなければその選択肢を選択してもどの質問や終端にも移動できません。よって最終条件には、どのような状態の集計カテゴリ別スコアでも条件合致するような幅広い上下限をとる設定をおすすめします。
    パネルに記載する各集計カテゴリ名は、パネルに入力した各集計カテゴリ名と厳密に同じ文字列にする必要があります。空白や大文字小文字の違いは異なる集計カテゴリ名として処理されることに注意が必要です。
    分岐ルールにより接続してフローチャートで表示すると、下図ように矢印が点線で表示されます。選択肢に表示する文言として分岐ルールを選べば下図にように分岐ルールも表示できます。
    分岐ルールのフローチャートの例

集計カテゴリ別スコアの全合計

  • 終端に到達する直前の集計カテゴリ別スコアの全合計に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、集計カテゴリ別スコアの全合計が下限値と上限値の範囲内に収まっているかが判定されていきます。

選択肢の選択

  • 指定した選択肢が選択されたかに基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。

選択肢の入力値

  • 指定した選択肢の入力値の条件に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、特定の選択肢の入力値が下限値と上限値の範囲内に収まっているかが判定されていきます。
    ユーザーの入力値に基づく条件分岐が可能になるルールタイプです。
    ユーザー入力値をルールタイプとして使用して条件分岐する例

選択肢の選択文字列

  • 指定した選択肢の文字列の条件に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、選択した選択肢の文字列が照合文字列を含むかどうかが判定されていきます。

数式の計算値

  • 指定した数式の計算値の条件に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、指定した数式の計算値が下限値と上限値の範囲内に収まっているかが判定されていきます。

2つの数式の計算値の比較

  • 指定した2つの数式の計算値の比較に基づいて診断結果を分岐させるルールタイプです。
    優先度の数値の小さい条件から順番に、指定した2つの数式の計算値の比較条件が合致するかが判定されていきます。
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