診断コンテンツとは | 導入メリットなどを紹介
診断コンテンツとは
診断コンテンツは、企業が用意した設問にユーザーが回答し、その診断結果を即座に表示できるコンテンツです。Web上で容易に参加できるため、ユーザーの参加率が高く、「商品やサービスの販売促進になる」「ユーザーデータを取得できる」などのメリットがあります。心理テストやタイプ診断など、様々な用途があります。
導入メリット
- ユーザーが気軽に参加できる
- SNSで拡散されやすい
- 見込み顧客の獲得
- ブランドや商品・サービスの理解を深める
- SNSシェア・認知拡大(PV獲得)
- データ収集
ユーザーは質問に答えることで診断結果を得られ、情報を選別する必要がなく、比較的受け身で楽しめるため、利用率が高いです。
パーソナライズされた診断結果はSNSと相性が良く、シェアやリーチが容易です。
エンタメ要素が強く、参加ハードルが低いため、顧客の獲得につながりやすい特徴があります。
設問の中で自然にPRでき、ユーザーが自ら選んだ結果を提示することで購買意欲を高めます。
楽しい体験を通じて診断結果をシェアしやすく、認知拡大やサイトのPV増加に貢献します。
診断コンテンツの回答データを収集・分析し、ユーザー分析に活用できます。
適した商材
診断コンテンツは、個人の悩みやニーズに対応する商材や、高額または長期利用の商品・サービスのプロモーションに向いています。特に、以下のような商材やサービスに向いています。
個人ニーズに合った商材
診断コンテンツは、個人の悩みやニーズに合った商材のプロモーションに有効です。たとえば、健康食品やコスメなどの美容・健康関連の商品は、個人の体質や肌質によって選び方が異なります。診断コンテンツを通じて、ユーザーに合った商品を提案することができます。
選択の難しい商材
診断コンテンツは、比較的高額な商品や長期間利用する商品・サービスで選択が難しい商材のプロモーションにも効果的です。たとえば、資産運用や保険などの金融商品は、選択が難しいと感じるユーザーが多いです。診断コンテンツを通じて、ユーザーのニーズやリスク許容度に合わせた提案ができます。
女性向け商材
女性は男性よりも相対的に占いや診断を好み、気に入った情報を友人とよりシェアする傾向があります。そのため、女性向け商材は診断コンテンツと相性が良い可能性があります。例えば、コスメや美容サロン、アパレルなどの商品は、女性ユーザーに向けて診断コンテンツを活用することで、より効果的なマーケティングが可能です。
具体的な商材カテゴリとしては、以下のようなものがあります。
- 健康食品
- 行政情報(税金、補助金)
- コスメ
- 美容サロン
- 資産運用
- 保険
- アパレル
- 不動産(新築、リフォーム、賃貸)
- 自動車
- 通信(キャリア、プラン)
これらの商材やサービスに診断コンテンツを活用することで、顧客のニーズに合った商品やサービスを提供し、顧客満足度を向上させることが可能です。
診断コンテンツの質問表示形式について
一問一答形式
一問一答形式は、ユーザーが一つの質問に回答するごとに画面が切り替わり、次の質問が表示される形式です。質問が明確で直感的であるため、離脱率を低く抑えることができます。しかし、質問の修正が必要な場合は画面遷移が必要であり、質問が多い場合はユーザーの負担になる可能性があります。
シート形式
シート形式は、一つの画面に複数の質問を表示させる形式です。質問が画面内に収まるため、ユーザーにストレスを与えることなく回答を促すことができます。また、回答の選択肢が統一されているため、ユーザーが質問ごとに考える負担を軽減します。
ステップ形式
ステップ形式は、ユーザーが質問に回答する毎に、次の質問が同じ画面内に表示される形式です。この形式では、ユーザーに質問の分岐や流れをわかりやすく示すことができ、ゲーム性の高いコンテンツとして利用されます。また、回答の変更が容易であるため、ユーザーはストレスなく質問に対処できます。
診断コンテンツのロジック
フローチャート式
フローチャート式では、ユーザーの回答に基づいて質問を分岐させ、最終的な診断結果を導きます。この方法のメリットは以下の通りです。
- 回答しやすい:回答に応じて次に表示する質問を関係するもののみに変更できることから、ユーザーは無駄な質問に回答する手間が省けます。
- 組み合わせの豊富さ:質問と回答の組み合わせが増えるほど、診断結果の組み合わせも増え、様々な商品やサービスをおすすめできます。
ただし、質問数が増えるにつれて組み合わせの管理が煩雑になることから、矛盾や混乱を避けるための工夫が必要です。
得点形式(ポイント形式)
得点形式では、質問に対して回答結果に応じて点数を付与し、その合計で診断結果を導きます。この方法のメリットは次の通りです。
- 数値をもとに分岐が可能:集計した得点を基準値と比較判定し診断結果を表示できます。
- 診断結果の分かりやすさ:得点に基づいて診断結果を出すため、その得点をユーザーにそのまま表示することで結果を表現できます。
このように、フローチャート形式と得点形式はそれぞれ特徴が異なりますが、両方の特性を組み合わせて設計することも可能です。
診断コンテンツの作成ステップ
1. 目的・ターゲットの設定
最初に、診断コンテンツを使用する目標を明確にします。一般的な目標には、訪問数の増加、離脱率の低減、問い合わせや売上の向上などが挙げられます。また、対象となるユーザーがどのような情報を求め、どのような行動を取るかを考慮し、ユースケースを明確にします。
2. 質問・選択肢・結果の考案
質問・選択肢・結果を考案します。ユーザーに提供したい情報を優先的に設定し、それに基づいて質問内容と選択肢を考案します。診断内容に合う表示方式やロジックを選択します。
3. デザイン
デザインの構築に取り組みます。ウェブページやブランドサイト、他のコンテンツとの一貫性を確保することで、ユーザーが安心してコンテンツにアクセスできるようにします。エンゲージメントを高めるため、商材に合うデザインを取り入れましょう。
4. コンテンツ作成
診断の全体像を把握したら、実際にコンテンツを制作します。制作会社への委託やツールの活用など、作成方法を選択します。費用や診断のロジック、デザインが要件通りに反映されるかを確認しながら進めます。
注意点① 時間やリソースの過剰な使用
デザインや内容にこだわりすぎると、コンテンツの完成に時間がかかりすぎる恐れがあります。あらかじめ用意されたフォーマットを活用することで、リソースを節約できます。
注意点② 不必要な設問の削除
必要以上の設問を用意すると、ユーザーに負担がかかり、離脱率が上がる可能性があります。必要最小限の設問を用意し、ユーザーエクスペリエンスを最大化しましょう。
注意点③ アプローチの設計
診断後のアプローチが重要です。ユーザーの回答に基づいて購買やプロモーション、拡散などのアクションにつながるような流れを設計しましょう。
自社に最適な診断コンテンツでマーケティング効果を向上させる
診断コンテンツは、企業やブランドが顧客との接点を強化し、マーケティング効果を最大化するための強力なツールとして注目されています。適切な診断コンテンツの導入は、企業やブランドの特徴、キャンペーンの目的に合わせて、効果的なコンテンツを作成することが重要です。
かつては、診断コンテンツのシェアや拡散が重要視されていました。そのためには、診断コンテンツがユーザーに面白さと納得感を提供することが求められました。現在でもこれらの要素は重要ですが、診断コンテンツはさらに進化し、消費行動に直結するシーンでの活用が増えています。
実際に診断コンテンツを作成する際には、専門の制作会社に相談するかツールを使用することをおすすめします。
潤沢な予算があるのであれば、制作会社に依頼することで、フルオーダーメイドの診断コンテンツの企画・設計から実装までを全てお任せできます。実績や企画力のある制作会社に一度相談してみることをおすすめします。
予算を抑えつつも素早くご自身で診断コンテンツを作成したい場合には、ツールの利用がおすすめです。弊社では、診断コンテンツ作成ツール「Judge」を開発・提供しています。圧倒的な低価格にも関わらず、フルオーダーメイドの制作会社でも実装が難しい高度な分岐ロジックをはじめとして、アナリティクス連携などのマーケティングに必要な機能を十分に備えている一押しツールです。興味のある方はぜひ一度ご活用ください。