アナリティクス

診断コンテンツ閲覧者の統計情報を確認することができます。

データソースは、Judgeの独自集計データとGoogleアナリティクスの集計データの2つを利用することができます。

Judgeの独自集計データの利用方法

Judgeの独自集計データは、公開URLやシェアURLへのリクエスト数を設定不要で簡単にグラフで確認できます。

Googleアナリティクス連携機能(後述)では、トラッキングコードを設定し、その後、ユーザー自身である程度複雑な集計設定を行う必要があります。 一方でJudgeの独自集計データでは、そういった設定は一切不要で、作成したコンテンツへのリクエスト数を簡単に把握できます。

Judgeの独自集計データは、現在時点で機能評価段階のBETA版であり、各有料プランの正規の機能ではありません。BETA版期間終了後に見直しされ、各プランへの搭載有無などの仕様が判断される予定です。

BETA版期間中、有料プランのユーザーは本機能を使用可能です。Freeプランユーザーは使用できません。

BETA版期間中の各種制限等は以下の通りです。※制限等は予告なく変更される場合があります。

: 制限なし

: 180日間


リクエスト数の確認

  • > 画面に進みましょう。

    セレクトボックスからデータを取得したいコンテンツを選び、ボタンを押下するだけで、各種リクエスト数が取得できます。

    CSV形式でのダウンロードにも対応しています。

    Judgeのアナリティクス画面-折れ線グラフ

    Judgeのアナリティクス画面-横棒グラフ

    info コンテンツを公開していない場合など、リクエスト数がない場合は、何も表示されません。

    info リクエスト数は、サーバー側で受信したページ表示リクエスト数であり、Googleアナリティクスとは無関係のJudgeの独自集計データです。 Googleアナリティクスと併用する場合は、数値は一致しないことに留意ください。 Googleアナリティクスは、ブラウザ内で起動してクッキーを使いユーザーをある程度一意に特定しながら情報収集する方式のため、重複リクエストをある程度除外できる一方で、一部のブラウザやプライベートモードなどでは上手く動作せずカウント漏れが多く発生します。 Judgeの独自集計データは、純粋にサーバーへの表示リクエスト数をカウントする方式のため、ユーザー単位で見た重複リクエストは存在する一方で、ブラウザの状態に依存せずカウント漏れのリスクが非常に低いです。

Googleアナリティクスを用いた統計情報の取得方法

アナリティクス

診断コンテンツにトラッキングコードを設定することで、Googleアナリティクスと連携が可能です。詳細な診断コンテンツの閲覧状況を取得できるため、トラッキングコードの設定をおすすめします。


トラッキングコードの取得

  • Googleアナリティクスにアクセスし、ウェブのデータストリームを作成して「G-」からはじまるトラッキングコードを取得します。ストリームURLはhttps://judge-hub.comなどJudgeのメインのURLを入力しましょう。

    詳しい手順は公式サイトをご確認ください。

    infoタグの追加などの操作は不要です。トラッキングコード取得のみでOKです。

トラッキングコードの設定

  • > 画面に進み、ボタンを押下。GoogleAnalytics4の「G-」からはじまるトラッキングコードを設定して保存します。※旧タイプの「UA-」からはじまるユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードではありませんのでご注意ください。

    トラッキングコードはユーザー単位ではなく、ジャッジ単位に個別に設定することができます。

    トラッキングコードの設定画面

    infoコンテンツの埋め込み公開の場合は、トラッキングコードを設定しても計測はできません。後述する埋め込み時の設定をすることで独自イベントデータを埋め込み先サイト側のGoogleアナリティクスで取得することは可能です。

    infoデザインテンプレートのテストモードの場合は、トラッキングコードを設定しても計測されません。

取得イベント

  • ページビュー・スクロール・ユーザー属性などGoogleアナリティクスの標準設定で取得される項目です。
  • Judgeでは、診断結果を表示した際の独自イベントとして、コンテンツID・使用テンプレート名・診断結果までの選択肢の選択順路・終端に設置したリンクボタンのクリック数などのイベントデータを取得できます。

    ※リアルタイム情報とは異なり、独自イベントデータが実際に反映されるまでに数時間~1日程度かかる場合があります。

[ジャッジを埋め込む場合の対応]

ジャッジを自社サイトなどに埋め込み利用している場合、下記の設定をすることで独自イベントデータを取得できます。


  1. > 画面に進み、ボタンを押下。埋め込み先サイトのURIを入力する欄にウェブサイトを登録します。URIは、https://example.comなどhttps://+ドメイン名のみの形式です。

    URLではありませんのでご注意ください。埋め込み先のページURLを登録しても動作しません。

    埋め込み先サイトのURIの設定画面
  2. 次に、ジャッジを埋め込みたいサイトのheadタグの中に、次のスクリプトを登録します。

    このスクリプトは、埋め込まれたジャッジから送出されたイベントデータを親サイト側で受け取り、Googleアナリティクスに送信するためのものです。

    事前に親サイト側でGoogleアナリティクスのトラッキングコードを設定しておく必要があります。


    <script>window.addEventListener('message',a=>{if('https://embed.judge-hub.com'===a.origin&&a.data&&'Judge'===a.data.event){var t=a.data;gtag('event',t.data.eventName,{items:t.data.items})}});</script>

Googleアナリティクスで取得した統計情報の分析方法

Googleアナリティクスから詳細な診断コンテンツの閲覧状況を取得して可視化してみましょう。Googleアナリティクスにアクセスして進めていきます。


トラッキングの確認

  • Googleアナリティクスにアクセスし、左側メニューのボタンから画面に進み、データが取得できているか確認しましょう。

    infoFirefoxプライベートウィンドウなどのクッキーをブロックする設定のブラウザでは、Googleアナリティクスは情報を取得できません。Chrome通常モードなどのブラウザでご確認ください。

  • トラッキングの確認ができない場合は、以下のジャッジでトラブルシューティングしてみましょう。

  • 診断結果に設置できるリンクボタンの「Link URL」のビュー数と「Link URL」のクリック数を横並びで把握してみましょう。

    Googleアナリティクスにアクセス、ジャッジに登録したトラッキングコードのプロパティを選択します。 左側メニューにあるボタンから画面に進みます。

    新しいデータ探索を作成し、ディメンションにアイテムIDアイテム名を追加し、集計行に登録しましょう。指標には閲覧されたアイテム数リストでクリックされたアイテム数などを追加し、集計値に登録すれば基本的な分析を開始できます。

    診断結果のリンクボタン分析のタブ設定
    診断結果のリンクボタンの分析画面

    ※2023/01のGoogleアナリティクス側のアップデートにより、「アイテムの表示回数」は「閲覧されたアイテム数」に名称変更、「アイテムリストのクリック数」は「リストでクリックされたアイテム数」に名称変更されました。

    ※棒グラフ上で表示回数よりもクリック数が多く見えるのは、単に棒グラフの縮尺の違いです。

    各項目の対応は以下の通りです。

    : 診断結果に設置できるリンクボタンのURL

    : 診断結果に設置できるリンクボタンのリンク名

    : 診断結果の表示回数

    : 診断結果に設置できるリンクボタンのクリック数

    以上のように手軽にリンク先URLとリンク先名ごとのビュー数とクリック数の関係を把握できます。

診断結果への選択ルートの分析

  • 訪問者が診断結果へ到達した際の選択肢の選択状況を把握してみましょう。

    Googleアナリティクスにアクセス、ジャッジに登録したトラッキングコードのプロパティを選択します。 左側メニューにあるボタンから画面に進みます。

    新しいデータ探索を作成し、ディメンションにアイテムのブランドアイテムのカテゴリ4を追加し、集計行に登録しましょう。指標には閲覧されたアイテム数リストでクリックされたアイテム数などを追加し、集計値に登録すれば基本的な分析を開始できます。

    診断結果への選択ルートの分析のタブ設定
    診断結果への選択ルートの分析画面

    ※2023/01のGoogleアナリティクス側のアップデートにより、「アイテムの表示回数」は「閲覧されたアイテム数」に名称変更、「アイテムリストのクリック数」は「リストでクリックされたアイテム数」に名称変更されました。

    各項目の対応は以下の通りです。

    : 診断コンテンツのコンテンツID。画面にコンテンツIDの記載があります。

    : 選択肢の選択順路が選択肢IDのハイフン区切り文字列で表示されます。訪問者がどの選択肢IDの選択肢を選び終端に到達したかという順番を示しています。

    : 診断結果の表示回数

    : 診断結果に設置できるリンクボタンのクリック数

    上図の例では、アイテムのカテゴリ4列に記載の0-2-4という文字列は、選択肢IDを0=>2=>4の順番で選択したことを示しており、その順路で到達した診断結果の表示回数は711回、リンクボタンのクリック数は403回だったというデータを示しています。

    次に、画面のフローチャート生成機能を使い、選択肢IDを表示してみましょう。

    画面上部のトグルをONにして、フローチャート画面に切り替えます。 次にeditボタンで設定画面を開き、メニューからID & タイトルを選択します。

    選択肢IDの表示

    上図のようにフローチャート上の選択肢にIDとタイトルが表示され、Googleアナリティクス上に表示された情報をフローチャート上で見比べ、どのルートが多く選択されているかなどの各種の分析を開始できます。